【最新】京都市のマンション買取（売却）相場の動向

京都市における、9月度のマンション買取（売却）相場・動向データを解析して導き出した、主なトピックは以下です。

9月の買取（売却）相場は急騰ともいえる状況となっており、ここ半年間の平均買取価格（2,906万円）を大きく上回っています。

9月の急騰だけを見て売却を検討するのはハイリスクです。
今後どの程度で推移するのかまだ読めないため、結論、現在は買取依頼のタイミングを慎重に検討する必要があります。

9月に取引された土地の「買取価格」、「㎡単価」、「土地面積」といった主要な指標の平均値を6月と比較してみると、以下の通りです。

※近畿レインズより買取価格を弊社で予測して算出

6月と比較して9月は全ての比較軸において上昇傾向になりました。特に買取価格は32.1％増となっています。

9月は専有面積が増えただけでなく、立地条件等の良い高価格帯の取引が多かったため、買取価格が急騰する結果となりました。

特に烏丸御池や京都駅周辺など、交通利便性の高いエリアを中心に活発な取引が続き、平均価格を押し上げました。

さらに、取引件数も6月の148件から9月は160件に増加しており、価格上昇局面でも需要が堅調であると言えます。
高価格帯物件の影響による価格上昇もありますが、京都市の中古マンションは強い引き合いが続いており、全体として底堅い需要に支えられた安定した市況を維持しています。

ここ最近に京都市で取引されたマンションの「立地・条件」について分析しました。
「売りやすい≒買い取りに繋がりやすい」なので、ここでは「売りやすい」マンションの立地・条件を解説します。

昨今売りやすいマンションの立地・条件は以下の3つです。

ここ半年と前の半年間と比べると、全体的に大きな変化は見られません。
最寄り駅は「烏丸御池駅」「周辺の取引が活発になっています。

参照：不動産情報ライブラリ
参照：近畿レインズ

弊社が把握している、京都市内で取引されたマンション160件の立地・条件を分析すると、9月は3,500万円前後で専有面積が65㎡前後、駅徒歩8分圏内に位置する土地が人気でした。
中でも、烏丸御池駅周辺から今出川駅周辺の地下鉄烏丸線沿線の地域は需要が高まっています。

京都市中京区東洞院通周辺でマンションの買取を希望したお客様の中から1つの事例をご紹介します。
実際のニーズから買取相場の動向を具体的にイメージしてください。

買取希望条件

希望買取価格	5,000万円前後
地域	京都市中京区東洞院通周辺
築年	20年以内
間取り	2LDK
駅徒歩	烏丸御池駅7分圏内

実際の買取価格

5,990万円

中京区は京都市中心部に位置する区です。
官公庁や商業施設、二条城などの観光スポットも要する、京都市の中でも都市型の街並みとなっています。
今回の買取希望のマンション物件は、中京区の烏丸御池駅から東側の立地です。

烏丸御池駅は地下鉄烏丸線と東西線が交差する京都の交通の要所で、交通利便性と生活利便性の高いエリアとして人気があります。
烏丸御池駅周辺は地価も上昇しているため、昨今マンション物件も売買取引が盛んに行われるようになったエリアです。

今回の売却希望物件は広めの2LDKの間取りに、人気があるエリアにある物件ということもあって、この地域の2LDK買取相場より高めの5,990万円での買取となりました。

詳細解説

• 西京極駅や西大路駅、今出川駅などのマンション需要の高いエリアは、京都市中心部から5キロ圏内に集中しています。このエリアは地価も上昇しており、駅近物件を中心に人気は継続します。
• 大阪方面や滋賀方面への交通アクセスに優れたエリアがある京都市は、中京区、下京区、右京区南部など、鉄道網が充実している中心部エリアを中心にマンション需要が底堅い傾向です。
• 駅徒歩10分圏内の2,000万円台、3LDK（60㎡前後）のファミリー向けマンションが人気となっています。

参考：
京都府「京都府の地価について（地価公示・地価調査）」
京都市情報館「市民・事業者との協働による景観まちづくりの取組」
京都市右京区「Ⅱ右京区のまちの姿」

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